スキンケアの基本 2025.01.092025.01.10 目次 はじめに皮ふの役割皮ふの構造肌の働き肌の働きをよくする要素 はじめに 皮ふの役割や構造を知ることで、なぜスキンケアが必要なのかを納得しながらケアを始められます。スキンケア初心者のために肌の基礎知識とスキンケアの基本をわかりやすく解説します。 皮ふの役割 【皮ふの役割】・外部から体を守る・水分の保持・紫外線から体を守る 皮ふは体を守る保護膜であり、生命を維持するうえで欠かせない存在です。この大切な「バリア機能」を守るためにも、皮ふを健やかに保つことが必要です。1)外部から体を守る細菌やウイルス、花粉、PM2.5など、外部の異物の体内侵入を防ぐ2)水分の保持体内の水分を保ち、内側からの蒸散を防ぐ3)紫外線から体を守る有害な紫外線を体内に入るのを防ぐ皮ふのバリア機能が弱まると、しわやシミ、肌荒れや乾燥などのトラブルが起こりやすくなります。 皮ふの構造 肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構成されています。角層が正常にバリア機能と水分保持機能を果たしていると、表皮や真皮は十分に水分が行き渡り、みずみずしさを保つことができます。 肌の働き 1)表皮の働き表皮のうちの0.02mmの厚さしかない角層で、水分が蒸発させず、体内への遺物侵入を防ぐバリア機能の役割を果たしています。各層はサランラップ2枚分の厚みと同じくらい薄いものです。基底層で細胞が作られ、外側に押し上げられ、古い細胞が垢として剥がれ落ちる新陳代謝(ターンオーバー)が行われます。2)真皮の働きコラーゲンやエラスチンが豊富で、肌の弾力やハリを下から支えます。構成するコラーゲン等が老化とともに量が減ることでしわやたるみの原因になります。3)皮下組織脂肪を含み、体を衝撃から守るクッションの役割を果たします。 肌の働きをよくする要素 皮ふの健康を良好に保つためには、自律神経、ホルモン、免疫の3つが重要です。これらが互いにバランスよく連携することで、皮膚だけでなく全身の健康も維持されます。 しかし、ストレスによって自律神経が乱れると、ホルモン分泌が滞り、免疫力が低下します。その結果、体の抵抗力が弱まり、肌にも悪影響を及ぼします。肌を健康に保つためには、心と体の両方が健やかな状態であることが欠かせません。 そのため、スキンケアにはリラックスする時間を取り入れることが大切です。また、規則正しい生活リズムを心がけ、バランスの取れた食事や十分な睡眠を意識することも重要です。